相続手続きの費用はいくらかかる?誰が払えばいいの?安くするには?司法書士が解説!
当事務所では相続手続きの無料相談を実施しています。
東大阪市を中心に大阪市全域から沢山のご相談をいただいておりますので、相続手続きについて少しでもご不安やご不明点がある方は是非お気軽にご相談下さい。
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今回は相続手続きについての相談でよく聞かれる、「相続手続きにかかる費用」「誰が負担するのか」「なるべく安く抑えるには」について司法書士が解説します。
相続手続きの費用とは?
相続手続きを進める上では様々な費用がかかります。
具体的には、税金(不動産を相続するための税金や相続税など)や、相続手続きを専門家に依頼する場合には、司法書士や税理士、弁護士への報酬、遺産分割協議書の作成費用、不動産登記費用などが発生します。
費用を支払うのは相続人の代表が払うケースもあれば、相続人全員で負担するケースなど、様々であるため事前に費用の負担方法についても確認しておく必要があります。
これらの費用を事前に把握し、相続人間で適切に分担することが、スムーズな相続手続きの鍵となります。
相続手続きにかかるお金の基本知識
相続手続きとは、相続人の調査・確定から、相続財産の調査を行い、相続人と相続財産が確定した上で、その財産の分け方(遺産分割方法)を決めます。
これらの手続きは複雑であったり、平日に役所や金融機関へ複数日行く必要があったりするために、専門家に依頼するケースが多いです。
専門家に依頼する場合、例えば相続税の申告には税理士への報酬が、名義変更には登録免許税や司法書士への報酬が必要です。
また税金関連では、相続税相続税の申告が必要な場合、相続財産の評価額に基づいて税率が適用されるため、財産額が高くなるほど、相続税金額が高くなります。
不動産の名義変更手続きには、固定資産評価額に基づく登録免許税が課せられます。
このように相続手続きを完了するまでに様々な名目の費用が掛かります。
相続手続きにかかる費用の決まり方
相続手続き費用は、手続きの種類や複雑さ、依頼する専門家の報酬によって決まるケースが多いです。
手続きの種類については、相続手続きを丸ごと全て専門家に依頼するのか、戸籍の収集は相続人で実施し、財産の名義変更のみ専門家に依頼するのかなど、手続きをどこまで任せるのかによって費用も変動します。
相続手続きの煩雑さについては、相続人の人数や人間関係(連絡が取れない、知らない相続人がいるなど)や相続財産の種類によって報酬が変動するケースがあります。
当事務所では相続手続きにかかる費用の見積もり提示を事前にさせていただきますので、とりあえずいくらかかるか知りたいという方やセカンドオピニオンで費用を見て欲しいという方も是非無料相談をご利用下さい。
司法書士や税理士の報酬相場について
司法書士や税理士の報酬は、依頼する業務の内容によって異なります。
そのため自分が進める相続手続きについてどこからどこまで専門家に依頼すべきかを決める必要があります。
一般的に、司法書士の報酬は不動産の名義変更を依頼する場合、4万円~15万円、相続手続きを丸ごと依頼する場合は相続財産の価額の1%前後、相続税申告を税理士に依頼する場合は相続財産の価額の1%前後が目安になります。
ここで注意点として、例えば相続税申告を司法書士ではサポートできなかったり、行政書士では相続登記をサポートできない様に、各士業によって、実施できることと出来ないことがあるため専門家に依頼をする場合は対応してもらえる手続きを具体的に聞くようにしましょう。
相続における司法書士・税理士・弁護士の違いについて詳しくはコチラ>>
相続手続き費用の負担者は誰?
相続手続きにかかる費用は、相続人全員で分担することが一般的です。
しかし、相続人1人が全ての財産を相続するケースや、相続人間で相続する割合に傾斜が付く場合は負担分についても傾斜を付けたり、代表の1人が負担するケースも多いです。
また負担方法については、相続財産に預貯金が含まれる場合は、専門家などの費用を相続財産から差し引いて、残りの金額を相続人で分配するケースもあるため、手元資金の持ち出しをせずに費用を負担できるケースもあります。
相続手続きの費用を抑えるには?
相続の面談をする中で、なるべく費用を抑えて進めたいという方も多くいらっしゃいます。
ここまで説明させていただいたように、相続にかかる費用は大きく分けて、税金と専門家への費用の2つに分かれます。
税金については専門家に頼んでも自分で進めても変わらないか、もしくは相続税などは相続に強い税理士に依頼することで低くなることあります。
専門家への費用は上記で説明した通り、どこまで任せるかによって大きく金額が変わります。
そのため相続人で相続手続きを出来るところまで進める変わるに費用を抑えたいという場合が多いです。
しかし、ご自身で相続手続きを進める上でご注意いただきたい点も多くございます。
ご自身で相続手続きを進める上での注意点
自信で相続手続きを進める点でのリスクは「相続トラブルに繋がるリスク」「相続手続きが期限内に終わらないリスク」「相続手続きを間違えるリスク」と大きく分けて3つあります。
相続トラブルに繋がるリスク
相続手続きの中で相続財産をどのように分けるかという話合いの中で、法的な分け方よりも感情的にこうしたいという意見が出てくることで起こるケースが多いです。
特に親の面倒を見ていた方がいる場合や、相続財産に占める不動産の割合が高く均等に分配できない場合などは注意が必要です。
相続手続きは財産に関わることなので少しの亀裂から生涯不仲になってしまうケースもあるので、慎重に進めることが重要です。
相続手続きが期限内に終わらないリスク
相続手続きの中には期限のある手続きもございます。
例えば相続放棄は相続発生(もしくは相続発生を知った日)から3か月以内に行わなければならなかったり、相続税申告は相続発生後10か月以内に行う必要があります。
また相続手続きに費用な書類収集などは平日の日中に役所や、金融機関に行って進めるものも多くお仕事のご都合などでなかなか進まないことも多いです。
ご自身で相続手続きを進めるとこのような期限に間に合わなくなるリスクがあります。
相続手続きを間違えるリスク
相続手続きは複雑で多岐に渡ります。
そのため収集するべき書類に不備が生じることで、手続きが上手く進まないリスクがあります。
当事務所に相談にお越しいただくお客様でも、一旦自信で進めたが途中で行き詰まったため司法書士にサポートしてほしいというご要望も沢山ございます。
円満な相続を実現するために
ここまで相続にかかる費用について様々解説させていただきましたが、相続手続きでもっとも重要なことは揉めずに円満に相続手続きを終えるということです。
被相続人(亡くなられた方)が残された相続財産で、相続人が不仲になってしまうことは、亡くなられた方の願いではないはずです。
もちろんなるべく費用を抑えたいというお気持ちは多くの人がお持ちですが、円満な相続の実現を最優先すべきかと思います。(最終的に掛かる費用も相続トラブルの有無によって大きく変わる可能性があります。)
その為、司法書士などの第三者として相続人の間に入って相続手続きを進められるサポートの利用や、ご家族間での話し合いをきちんとするなどをご検討いただけたらと思います。
当事務所では相続の無料相談を実施していますので、まずが気軽に相談したいという方や、相続人だけで進めたら揉めそう…というご相談など、少しでもお困り事がありましたら是非お気軽にご相談下さい。
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