「相続人が海外にいる場合、どうすればいい?」実際の事例でわかる手続きの進め方
- 2025.05.28
お客様のご状況
ご相談者の妻の祖母が亡くなり、相続手続きのご依頼いただきました。
相続人のうちお一人が海外(アメリカ)に長期出張中(日本国籍)で、日本国内に住所がない状況でした。
そのため、国内外を跨ぐ対応が求められるケースとなりました。
相続人関係
今回のケースの相続人は以下の4名です。
- ・妻の母の兄弟二人(うち長男が相続)
- ・妻(ご相談者の配偶者)
- ・妻の妹
財産状況
相続財産には、自宅の土地および建物、並びに預貯金が含まれていました。
当事務所からのご提案&お手伝い
- 当事務所では、相続の一切の手続きから、海外にいる相続人とのやり取りまでサポートさせていただきました。
- アメリカにいる相続人とは、郵送による相続書類のやり取り~日本領事館での署名認証手続きの案内と支援をし、円滑に手続きを完了することができました。
相続人が海外に住んでいる場合、書類の郵送や領事館との連絡に時間がかかることがあるため、 余裕を持って手続きを進めることが重要です。
手続きのポイント
本件では海外に相続人がいましたが、相続財産がすべて日本国内にあり、日本国籍のままでした。
このため、日本法のもとで手続きを進めることができました。
相続財産が日本以外にある場合や外国籍である場合、どの国の法律が適用されるかも注意が必要です。
例えば、アメリカの法での相続の場合、相続人間の話し合いでは遺産分割ができず、裁判手続を経る必要があります。
日本の場合では、遺産分割協議が上手くいかなかったときに裁判所に遺産分割調停の手続きを求めることになるため、大きな違いです。
さらに手続きが複雑になるため、個人ですべて手続きを完了させることが難しくなります。
結果
海外在住の相続人が含まれるケースでしたが、当事務所のサポートにより、 問題なく相続手続きを完了することができました。
複雑になりがちな国際的要素を含む相続でも、 専門家に任せることで安心して進めることができます。
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